ショクサンと雨

こんにちは、土曜日の雨ですね。

雨といえば、どんよりとか、遊びに行けない、のような
マイナスのイメージがあると思われますが、
私はプラスイメージの方が強いです。

私がちょっと変わった性格なんだと思うのですが、
小学生のころ、雨の日といえば、
体育が休みになることがうれしかったのです。
体育が休みになると、全く集中しなくていい、
保健の授業に変わるので、とても楽でした。

また、雨といえば、台風です。
授業中台風の勢いが強まれば強まるほど、
期待が高まります。
そう、暴風警報です。
これさえでれば、学校はお休みです。

雨の日はいろいろと期待することがありました。
非日常的なことが起きるのではないか、と。

いつもの退屈な繰り返し作業に、
何か塩の効いた出来事が起こるのではないかと。

そんなこともあり、
濡れることや、外に出かけられないストレスというのは、
あまり感じないのが不思議です。
視点次第で、雨も良いものだと思えます。

そこで、雨の日のショクサンの写真を撮りました。

雨に濡れるハト(ショクさん)の絵ですね。
雨とハトといえば、ノアの大洪水を思い出します。

ハトのショクさんでも書きましたが、
ノアの時代に大雨が降りました。
大雨は、やむことがなく、
とうとう、地上全体を覆ってしまいました。

雨が降ることを知らされていたノアは、
大きな箱舟に乗っており、助かりました。

ノアはそのことを多くの人に伝えたのですが、
「そんなの嘘だ!」と誰も信じてくれず、
とうとう、ノアの家族以外、
全滅してしまった、という暗い話ですね。

でも、視点をノアの立場になって考えてみます。

確かに、多くの友が亡くなったことは悲しかったと思います。
しかし、自分と自分の家族が助かったこと、
それは紛れもなく感謝なことでした。

ノアは雨の音を聞きながらいろいろなことを考えたことだと思います。

過去のこと、今までの人間関係はもちろん、
これから世界が新しくなったあと、
自分はどんなことをしていくのだろうか。

子どもたちは何をしていったらいいのだろうか。
不安と期待が入り混じっていたことでしょう。

雨がやみ、外の様子を調べるために、
ハトを放ちました。

何度か試みて、ようやくハトが、
オリーブの葉をくわえて帰ってきました。

「希望の大地」が顔を出したのです。
そこから人類は新たなスタートを踏み出したのです。

雨、というと、何か非日常なことを期待します。
何かを壊す代わりに、雨上がりには、
何か新しいものを作り出してくれる。

今までの汚いものをすべて洗い落とし、
新しいきよらかな形でスタートできる。

ここ数日、雨が続くようですが、
その音を聞きながら、雨が止んだ後、
何をしようか、何か新しいことをスタートしてみようか、
いろいろなことを思いめぐらしたいと思いました。

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